ラジオやデジカメなどに充電式の乾電池を使うと、
何故か長持ちしない。
元々、単三乾電池（１．５V×２＝３V)を想定して設計された機器に
充電式の乾電池（１．２V×２＝２．４V)を使うのだから、
長持ちしないのは当然であるが、それでも長持ちさせたい。
最も最近の機器は乾電池だけでなく充電式電池も使えるようになっている。


充電式電池は充電後すぐに使うと長く使えるように思うが、
充電して何週間かして使うと長持ちしないように思える。
自然放電があるのだろう。


最近手に入れた三洋のｅｎｅｌｏｏｐは充電後放置しておいても
自己放電が少なく長持ちするという。
確かに使った感じでは長持ちする。


そこでデータロガーを使って電圧を測定してみた。
乾電池の諸元は下表の通りである。
乾電池はどちらも約２週間前に充電したもの（同じ日に充電）と充電直後のもの。


電池２本を使って、セメント抵抗（２．２Ω＋−５％）に電流を流した。
その時の電圧の変化をデータロガーで収集した。
ついでに温度センサー（ＬＭ−３５ＤＺ）もつけて、温度も計測した。
ちなみに、使ったデータロガーは２台目のものである。



東芝の電池は購入して８年過ぎているのと容量がもともと少ないのでその点は割り引く必要がある。
しかし、充電直後と充電後２週間過ぎた物を比較すると、明らかにeneloopが有利である。

電池種別	東芝	三洋(eneloop)
容量ｍＡＨ	１５５０	１９００
購入年月	２０００年７月	２００８年１０月
写真

結果のグラフです。


　ページ上部に移動します