シリカゲルの乾燥方法(2011/04/14)

Last update:2014/12/18    Build:2011/04/16

　カメラやフィルムその他、湿度を減らすために乾燥剤としてシリカゲルを使用している。 　シリカゲルは一部が着色されていて、シリカゲルが乾燥し湿気を吸収する能力が高い時は青色に 　能力が下がったときはピンク色に変色する。

　 　ピンク色になったシリカゲルを再生するために、今までフライパンや鍋に入れて火にかけたり、 　電子レンジを使って乾燥させたりしてきました。しかし、いつも熱くなったシリカゲルを冷やす段階で 　空気中の湿気を吸ってしまい、せっかく青くなったシリカゲルがピンクがかってしまうと言うことの 　繰り返しでした。

　 　今回、ホットプレートを使ってうまくいったのでここに記録しておくことにしました。世の中には、 　もっと早くからこの方法を使っている方はいらっしゃると思いますが、私としては本当にうまくいって 　喜んでいるところです。

　要点は乾燥させたあと、冷却する時に蓋があることで、空気中の湿気の再吸着を押さえることができると言うことです。 　

　 (2014/12/18 追記)
　ここでは、少量（例：５ｇなど）の袋入りではなく、バラで使っているものを対象にしています。 　私は、１００円ショップなどで売っている小さなビニール袋（ファスナー付）に針で穴をあけてシリカゲルを入れて使っています。
　（2014/12/18 追記ここまで) 　

　 　 　 　

１		湿気を吸ったシリカゲルの入った袋です。薄いピンク色になった粒が見えます。
２		ガラス蓋付きのホットプレートです。
３		ホットプレートの蓋を取ったところです。
４		油がついていると思われるのでアルミホイルを敷きます。
５		足りないのでもう一枚。
６		湿気を吸ったシリカゲルを入れます。
７		薄く広げます。
８		ガラス蓋をして、暖めます。熱くなりすぎないように。スイッチは１５０℃程度にしました。もっと低くても良いと思います。 シリカゲルは８０（？）〜１００（？）℃を超えると良くないというコメントがあったように思います。
９		湿気を吸ったシリカゲルから水分が蒸発しガラス蓋の裏側に付着してガラス蓋が曇ってきます。
１０		右半分のガラス蓋裏の水分をティッシュで拭き取ったところです。
１１		左半分の水分も拭き取ったところです。まだ、ピンク色になった粒が残っています。
１２		しばらくするとまたガラス蓋が曇ってきます。９〜１１をガラス蓋に水分が付着しなくなるまで繰り返します。 温度を上げすぎないように注意してください。一度暖まると保温＋α程度で良いと思います。
１３		ガラス蓋に水分が付着しなくなったら完了です。このまま蓋をした状態で冷まします。 後は、密閉容器に入れて保存すればいつでも乾燥剤として再利用可能です。

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